ベストオブリトアニア(全文)

こんにちは、ウニです。

最近本当に暑いですね!!!!!!!

全国的に見れば私の居住地は大したことないのかもしれませんが、いやそれにしても……まだ七月なのに…(絶望)

 

さて、そんな中ですが、嬉しいことがありました。

先日応募していたリトアニア独立100周年のキャンペーン「リトアニア100」にて、私の写真がベスト5に選ばれました!ヤッター!

リトアニア政府観光局のTwitterでも紹介していただきました。

それがこちらです↓

https://twitter.com/Lithuaniajp/status/1020906519708090369

https://twitter.com/Lithuaniajp/status/1020906634313281537

https://twitter.com/Lithuaniajp/status/1020906812416057344

 

ロシアの飛び地・カリーニングラードにほど近いニダのクルシュー砂丘(砂洲)を紹介させていただきました。

で、なんですが。

政府観光局の方がすっきりとエピソードを3ツイートにまとめてくれたんですが、実は。

キャンペーンに応募した私のエピソード、約1600字あります(笑)

全文控えてありましたので、ここに残しておこうと思います。

 

砂洲だけではなく、近くにある魔女の丘という面白いオブジェがあるハイキングコースやケーキの写真もあるので、是非暇つぶしにどうぞ。

 

以下全文です。

 

昨年の6月、はじめてリトアニアを旅行しました。
首都ビリニュスからカウナスケルナヴェ、クライペダ、シャウレイをまわり、素敵な風景や優しい方々、おいしい食べ物を楽しんだ6日間でした。
ゲディミナス塔から望むビリニュス旧市街の美しい街並みに感嘆したり、鮮やかなピンク色のスープに驚いたりと思い出はたくさんあります。
その中でも印象的だった、私の「ベスト・オブ・リトアニア」はニダ・クルシュー砂丘です!

旅行を計画するまで、リトアニア砂丘があるなんて聞いたこともありませんでした。
最初はそんな「面白そう!」という純粋な好奇心で旅程に入れていました。
泊まっていたホステルのお姉さんに行き方を聞き、港町らしく赤レンガの建物が並ぶクライペダから出発。
フェリーでカモメと戯れ、バスで雄大な国立自然公園を走り抜けると、穏やかな海沿いの町に到着しました。

まず目に飛び込んできたのは、カラフルでとっても可愛い木の家たち。ところどころに立っている看板や、庭先のボートもいい感じ。
この日は天気も良く、たくさんの人が外で思い思いに過ごしていました。
私も近くのスーパーでアイスクリームを買い、景色を楽しみながら海沿いをお散歩。しばらくすると、お目当ての砂丘へと通じる道を見つけました。
草原から、砂丘へと階段をのぼっていきます。運動不足の身では息が切れましたが、階段を登りきると、眼下に広がる光景に息を呑みました。
一面に広がる空と海の青、砂の白がまぶしく陽の光を反射しています。先程まで歩いてきた、絵本のような街並みとは全く違う、パキッとした2色のコントラスト。
暑さも忘れ、しばらく広大な砂の道を歩き回り、チカチカするほどの景色を堪能しました。歩き回りすぎて方向感覚がなくなり、元の道に帰れなくなりかけたほどです(笑)
露店で琥珀のアイテムを、観光案内所でポストカードを買い、思い出の品もバッチリ。

喉が渇いてきたので、砂丘を下り、海が見えるお洒落なカフェでギラを飲みました。現地で買った日焼け止めを塗り直して、バスが来るまで周辺を散歩することに。
整備された大通りを歩いていると、不思議なオブジェが立ち並ぶ一角を見つけました。私が特に気に入ったのは羊の群れのような作品。石の形がそれぞれとっても可愛らしくて、
思わずクスッとしてしまいます。そんな羊たちが見つめる(?)先にも、何やら不思議な看板が。なんだか森林公園のようですが…?
足を踏み入れてみてビックリ。先程のオブジェたちとは全く違う、土着の民俗に関係ありそうな木彫りがズラッと並んでいました。
木々が日光を遮り、神秘的な空気の中、思わず息を止めて見てしまうような大きな人の顔もあれば、どことなく愛嬌のある不思議な生き物も。
時が止まったような場所でした。不思議な体験がしたい方は是非行ってみてください。椅子に座れるフォトスポットもありましたよ。

たくさんたくさん歩いて、抱えきれないほどの景色を焼き付けて、夕方ごろクライペダに戻りました。
余談ですが、この日の夕食は、ビールと、おつまみにニシンの燻製・酢漬け。貧乏一人旅だったので、スーパーで買ったものをホステルのダイニングで頂きましたが、その美味しさったら!
当時は他の国へ留学中だったのですが、魚は高価な上に種類が少なく、クライペダに来たら絶対に食べると決めていました。
魚を恋しく思い8ヶ月。心地良い疲れも相まって、この日のニシンは人生で一番おいしかったです。

 言葉もほとんど分からず、お金のない女子大学生の一人旅でしたが、リトアニアで嫌な思いをしたり、寂しく感じたことは一度もありませんでした。
安心して観光ができ、現地の方も、観光客の方も気軽に声をかけてくれる、優しい国だったなと恋しく思い出します。
今は就職活動で忙しくしていますが、また絶対にリトアニアへ行って、もっともっとたくさんの「ベスト・オブ・リトアニア」を見つけてきたいです!

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海空の青、砂丘の白のコントラスト! 

 

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 休憩に食べたチョコケーキとギラ(小麦の発酵飲料)

 

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看板がかわいいカラフルなお家がたくさん

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不思議なオブジェがたくさんあった森。後から知ったけど「魔女の丘」というらしい。

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ひつじ? かわいい